遺伝子検査の精度ってどのくらい?

基礎知識

遺伝子検査を導入するにあたって気になるのが「精度」の問題です。遺伝子検査の結果はどの程度正確なのか、精度を左右する要因は何か、PRS技術はどう精度を高めるのか。ゲノ先生がわかりやすくお答えします。

ゲノ先生ミライさんの対話

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先生役

ゲノ先生

遺伝や検査の仕組みを、根拠ベースでやさしく解説する案内役。

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質問役

ミライさん

読者の疑問や不安を代弁しながら、理解を深めていく相談役。

ミライさん
ゲノ先生、遺伝子検査を組合に提案するとき「精度はどうなの?」って絶対聞かれると思うんです。どう答えればいいですか?
ゲノ先生
いい質問だね!まず「精度」には2つの意味があることを知っておこう。1つ目は「SNPの読み取り精度」、2つ目は「リスク予測の精度」なんだ。
ミライさん
2つあるんですか?何が違うんですか?
ゲノ先生
SNPの読み取り精度は、DNA配列を正しく読み取れているかどうか。これは現在の技術だと99.9%以上で、ほぼ間違いがない。問題は2つ目の方で、読み取ったSNPから「病気のリスク」をどれだけ正しく予測できるかという話なんだ。
ミライさん
つまり、読み取りはバッチリでも、予測が難しいってことですか?
ゲノ先生
そうなんだ。病気は遺伝子だけで決まるわけじゃなくて、生活習慣や環境の影響も大きいからね。天気予報で「降水確率80%」って言われても、降らないこともあるよね。それと似たような話さ。
ミライさん
じゃあ、予測の精度を上げるにはどうするんですか?
ゲノ先生
ここがポイント!そこでPRS(ポリジェニックリスクスコア)が登場するんだ。従来は数個の遺伝子しか見ていなかったのを、数万~数百万のSNPを組み合わせて分析する。見る情報が増えれば、それだけ予測も精緻になる。
ミライさん
Zene360が従来比3倍の精度って言っているのは、PRSのおかげなんですね。
ゲノ先生
そういうこと。さらに、解析に使う参照データの規模も重要で、数十万人~数百万人の大規模研究データを基に算出しているから信頼性が高いんだ。
ミライさん
なるほど。でも、検査会社によって結果が違うことってありますか?
ゲノ先生
正直に言うとあり得る。使っている解析チップ、参照データベース、アルゴリズムが違えば、同じSNPデータからでもスコアが変わることがある。だから、どういうデータとアルゴリズムを使っているか公開している会社を選ぶのが大事だよ。
ミライさん
なるほど!精度の話は「読み取り」と「予測」を分けて説明すると伝わりやすそうですね。

まとめ

  • 1SNPの読み取り精度は99.9%以上だが、リスク予測精度は別の話
  • 2PRSは多数のSNPを合算することで予測精度を大幅に向上させる
  • 3参照データの規模やアルゴリズムの透明性が信頼性のカギ

よくある質問

遺伝子検査の精度はどのくらい正確ですか?
DNAの読み取り精度は99.9%以上です。リスク予測精度はPRS技術の採用で大幅に向上しており、Zene360では従来比3倍の精度を実現しています。ただし、病気になるかどうかは環境要因も影響するため、あくまでリスクの傾向を示すものです。
遺伝子検査の正確さは検査会社によって変わりますか?
解析チップの種類、参照データベースの規模、スコアリングアルゴリズムが異なるため、結果に差が出る可能性はあります。大規模データに基づくPRS技術を採用し、手法を公開している会社を選ぶことが推奨されます。

参考情報

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