だ液で遺伝子検査?採血なしでできる理由

基礎知識

遺伝子検査と聞くと「採血が必要?」と心配になるかもしれません。でも実は、だ液だけで検査できるサービスが多いのです。なぜだ液でDNAが調べられるのか、精度に問題はないのか、ゲノ先生がミライさんの疑問にお答えします。

ゲノ先生ミライさんの対話

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先生役

ゲノ先生

遺伝や検査の仕組みを、根拠ベースでやさしく解説する案内役。

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質問役

ミライさん

読者の疑問や不安を代弁しながら、理解を深めていく相談役。

ミライさん
ゲノ先生、遺伝子検査って採血が必要だと思ってたんですけど、だ液でできるって本当ですか?
ゲノ先生
本当だよ!だ液の中には口の粘膜からはがれ落ちた細胞がたくさん含まれていて、その細胞にはしっかりDNAが入っているんだ。
ミライさん
えっ、そうなんですか?だ液ってほとんど水分のイメージでしたけど。
ゲノ先生
確かに99%は水分なんだけど、口の中って常に粘膜細胞が入れ替わっていて、だ液にはその細胞が混ざっているんだ。その細胞からDNAを取り出すことができる。血液の細胞から取るのと同じDNA情報が得られるよ。
ミライさん
つまり、血液でも唾液でも、中に含まれるDNAは同じってことですか?
ゲノ先生
その通り!体のどの細胞を使っても、DNAの配列は基本的に同じなんだ。レシピ本が家のどの部屋にあっても中身が同じなのと一緒だよ。
ミライさん
なるほど!じゃあ、採取の方法ってどんな感じなんですか?
ゲノ先生
専用のキットが届くから、チューブにだ液を出すだけ。量は2mLくらい、ティースプーン半分くらいかな。朝起きて30分は飲食を避けてから採取するのがベストだね。
ミライさん
めちゃくちゃ簡単ですね。注射が苦手な人には本当にありがたいです。
ゲノ先生
法人で一斉に実施する場合にも大きなメリットがあるんだ。採血だと医療従事者が必要だけど、だ液なら自宅で採取して郵送するだけだから、社員のスケジュール調整も不要。コストも大幅に下がるよ。
ミライさん
組合の立場からすると、そのメリットは大きいです!精度は血液と比べてどうなんですか?
ゲノ先生
ここがポイント!SNPの解析精度に関しては、だ液と血液で差はほとんどないんだ。ただし、採取前に飲食やうがいをすると細胞の量が減ることがあるから、キットの説明書をちゃんと読むのが大切だよ。

まとめ

  • 1だ液には口腔粘膜の細胞が含まれており、そこからDNAを抽出できる
  • 2体のどの細胞でもDNA配列は同じなので、血液と同等の情報が得られる
  • 3採血不要で自宅採取・郵送可能なため、法人での一斉実施にも向いている

理解度チェック

だ液で遺伝子検査ができる理由として正しいものは?

Aだ液そのものにDNA情報が溶けているから
Bだ液に含まれる口腔粘膜の細胞からDNAを取り出せるから
だ液の中には口の中の粘膜からはがれた細胞が多く含まれており、その細胞核からDNAを抽出できます。体のどの細胞でもDNA配列は同じです。
Cだ液には血液成分が微量に含まれているから

よくある質問

だ液検査の遺伝子検査は精度に問題はありませんか?
SNP解析の精度に関しては、だ液検体と血液検体でほとんど差はありません。ただし、検査前30分は飲食・喫煙・歯磨きを避けるなど、採取時の注意事項を守ることが大切です。
遺伝子検査のやり方・流れを教えてください。
検査キットが届いたら、専用チューブにだ液を採取し、同封の返送用封筒で郵送します。ラボでDNAを抽出・解析し、数週間後にWEBマイページ等で結果を確認できます。

参考情報

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