遺伝子検査でがんリスクはわかる?

疾患リスク

日本人の2人に1人がかかると言われる「がん」。遺伝子検査でがんのリスクはどこまでわかるのでしょうか。BRCA遺伝子検査とPRSの違い、がん検診との併用のメリットについて解説します。

ゲノ先生ミライさんの対話

ゲノ先生のイラスト

先生役

ゲノ先生

遺伝や検査の仕組みを、根拠ベースでやさしく解説する案内役。

ミライさんのイラスト

質問役

ミライさん

読者の疑問や不安を代弁しながら、理解を深めていく相談役。

ミライさん
ゲノ先生、遺伝子検査でがんになるかどうかわかるって本当ですか?
ゲノ先生
「なるかどうか」はわからないけど、「なりやすいかどうか」はわかるんだ。ここの違いがとても大切だよ。
ミライさん
ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが遺伝子検査で乳がんの予防手術をしたってニュースを見たことがあります。あれはどういう検査なんですか?
ゲノ先生
あれはBRCA遺伝子という特定の遺伝子の変異を調べる検査で、変異があると乳がんや卵巣がんのリスクが非常に高くなる。でもBRCA変異を持つ人は全人口の0.1~0.2%程度。つまり大多数の人には当てはまらない検査なんだ。
ミライさん
じゃあ、普通の人のがんリスクを知るにはどうすればいいんですか?
ゲノ先生
ここがポイント!そこで活躍するのがPRSなんだ。がんに関わる数千~数万のSNPを合算して、あなたが平均と比べてどの程度がんになりやすい体質かを数値化できる。
ミライさん
BRCA検査は「特別なリスクの人」向けで、PRSは「みんなに使える」ってことですね。前にPRSの記事で教わりました。
ゲノ先生
よく覚えてたね!Zene360では肺がん、大腸がん、乳がん、前立腺がんなど複数のがん種のPRSを提供しているんだ。
ミライさん
でも、がんリスクが高いって出たら怖いです...。
ゲノ先生
怖がるための検査じゃなくて、備えるための検査なんだ。たとえば大腸がんリスクが高いとわかれば、大腸内視鏡検査を早めに受けるようにする。国立がん研究センターのデータによると、早期発見できれば大腸がんの5年生存率は90%以上あるんだよ。
ミライさん
早期発見のきっかけになるってことですね!がん検診と遺伝子検査は違うものなんですか?
ゲノ先生
がん検診は「今がんがあるかどうか」を調べる。遺伝子検査は「将来がんになりやすいかどうか」を調べる。組み合わせることで「今も将来も」ケアできるようになるんだ。
ミライさん
なるほど!遺伝子検査の結果を見て、がん検診の受け方を工夫すればいいんですね。

まとめ

  • 1BRCA検査は少数の高リスク者向け、PRSは多くの人に使えるがんリスク評価
  • 2遺伝子検査は「なりやすさ」がわかり、がん検診は「今あるか」を調べる
  • 3がんリスクを知ることで、早期発見・早期治療につなげられる

よくある質問

遺伝子検査でがんリスクはどこまでわかりますか?
PRSを用いた遺伝子検査では、肺がん・大腸がん・乳がん・前立腺がんなど複数のがん種について、平均と比べたリスクの高低を評価できます。ただし、がんの有無を診断する検査ではないため、がん検診との併用が推奨されます。
がんリスクが高い結果が出たらどうすればいいですか?
リスクの高いがん種に対応するがん検診を定期的に受け、早期発見に努めましょう。禁煙、適度な運動、バランスの良い食事などの生活習慣改善も発症リスクの低減に効果的です。不安な場合は医師に相談してください。

参考情報

関連記事

遺伝子検査サービス Zene360

高精度ゲノム解析で体質リスクを可視化。法人向け遺伝子検査サービスの詳細はこちらからご確認ください。

Zene360 サービス詳細へ